デザインのプロが教えます!伝わり方が変わる、1枚写真と複数写真の組み合わせ
デザインのプロが教えます!伝わり方が変わる、1枚写真と複数写真の組み合わせ
こんにちは。アマナイメージズの松野です。普段は作品の仕入れやデザイン全般のクリエイティブディレクションを行っております。
さて、デザインに関わる皆さんは、広告バナーやチラシなどで人物イメージを使用することが多いと思いますが、デザイン案のバリエーションを制作する際、どのように違いを出していますでしょうか?
今回は、普段のデザイン提案に幅を持っていただけるよう、複数の写真を組み合わせたビジュアルの制作についてお話ししたいと思います。
伝わり方が違ってくる
例えば、女性向け情報発信サイトのキービジュアルで、ターゲット層となる女性のイメージ写真を使うとします。その時、ファーストビューで1枚の写真と複数の写真を組み合わせたビジュアルでは、第一印象が少し変わってきます。

1枚の写真で構成

複数の写真を組み合わせて構成
1枚の場合、その被写体にユーザーの視点が行きやすく、そのライフスタイルをストレートに、力強く伝えることができます。サービスや商品の特性、使用感やブランドの象徴として伝わりやすくなります。
また、複数の写真を組み合わせた場合、一度に伝わる情報量は増えますが、このサービスが誰に対してのものなのか、ターゲット範囲を一度に伝えることができます。上の例で言えば、若者向けの情報なのか、あるいは育児や働く女性まで含めた情報なのかをファーストビューで伝えようとしています。
どちらが良い成果につながるかは、広告戦略によると思いますが、一般的な広告を始め、LPOやバナー広告のバリエーション案としても、ぜひ検討してみてください。
複数の写真を使うメリット
一つのビジュアルで複数の写真を組み合わせる事以外にも、写真を一度に複数使用するメリットがあります。
1. 同じモデルが使える
メイン画像に加え、製品説明用のサブ画像まで、同じモデルの写真を使う事で、デザイン全体に統一感を出したり、ターゲットのペルソナ像をより明確に設定することができます。ストックフォトの場合、同じモデルがいろんなシーンや衣装で登場していますので、媒体毎に組み合わせを変えて何度も使用することもできるので便利です。
2. トーン・テイストが揃えられる
同じモデルでなくても、案件で複数のイメージを使用したい場合、最低限トーンやテイストは揃えたいところ。ストックフォトでは、いろいろなテイストの作品が登録されていますが、もしお気に入りを見つけたら、その作品を登録したクリエイターで検索してみてください。同じクリエイターであれば、トーンやテイストが揃ってることが多く、ご自身のデザインに合うテイストを撮影するクリエイターを覚えておけば、イメージを選ぶ際に大幅に時間短縮ができるはずです。
3. コストが抑えられる
ForYourImagesには、「サブスクリプションプラン」という料金体系があり、購入点数が多ければ多いほど価格が安くなります(1点145円〜)。ダウンロードする期間に合わせて購入できるので、今すぐ使いたいイメージ以外でも、別案件や、今後シリーズとして使えそうなバリエーションやシーン、パワポやブログ記事のタイトル用背景素材など、広い目的に活用することができ便利です。
もちろん購入するのは、初回だけなので、予算消化にもとても有効です。
いかがでしょうか?ストックフォトならではのイメージ写真の使い方で、普段のデザイン制作にお役立てください。
今回使用したForYourImagesの素材はこちら
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この記事を書いたひと
松野 正也(Masaya Matsuno)
株式会社アマナイメージズ
取締役/クリエイティブディレクター
1995年桑沢デザイン研究所卒業。デザインプロダクションを歴て、2007年アマナグループ入社。コーポレートコミュニケーション室にてCI/VI・インナーコミュニケーションツール開発を担当。2016年より現職に就き、クリエイティブディレクターとしてストックコンテンツの調達とデザインを統括する。